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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ダイオウグソクムシとズボン

カメラを常に持ち歩き、何か面白いものを見つけると写真に収めています。

ブログのネタ探しですね。

 

昨日の朝も、へんな生きもの研究所でダイオウグソクムシ25号(イケメン)が丸まっていることに気が付き、すぐさま記録写真をカシャッ!

ちょっと珍しい恰好ですが…でもこれをどう日記のネタにするかは全くのノープラン。

場合によってはこのままお蔵入りの可能性も…

ところが、写真を撮ってすぐに同僚から「もりたきさん、ダイオウグソクムシが出ているズボンのCM見たことありますか?」と声かけられました。

ん?ダイオウグソクムシとズボン…?

 

あいにく見ておらず、内容がわからなかったので、さっそく【ダイオウグソクムシ ズボン】で検索…

すると、何ともユニークなCMが見つかりました。

これは絶対に鳥羽のダイオウグソクムシ1号がイメージモデルでしょう。嬉しいですねぇ。

(気になる方は検索してみてください)

これで朝の画像はボツにならずにすみました(笑)

 

ところで、CMのラストシーンではダイオウグソクムシが丸まっていましたが、実際はダイオウグソクムシが完全に丸まることはありません。

例えばこちらは大食いイケメンの26号ですが…

最大限に丸まってもこの程度。

でも、この仲間(Bathynomus属18種)は種類によって丸まり具合には差があります。

例えばこちらのニューカレドニアのダイオウグソクムシ(Bathynomus richeri)だと、こんな風にかなりしっかりと丸まることができます(現在は飼育していません)

ともあれ、ダイオウグソクムシのからだの構造が思いもよらない商品に応用されたことはとても興味深いですね。

【飼育研究部 森滝丈也】

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