「一肌脱ぐ」とは「本気になって他人のために力を貸すこと」という意味ですが、全身をホントに脱いじゃうのが【脱皮】です^^
館内では、ひそかに色々な生きものたちが「脱皮」をしています。
イセエビは、意外と日中に脱皮をすることが多いんですが、その方が敵に襲われないためからではないかと思われます。
で、さらに大きな体のタカアシガニも運が良ければ、生脱皮?の様子をご覧いただけることがあります。
先日私が見かけたタカアシガニ♀さんは、すでに無事脱皮を終えていました。
前にいる個体に比べると体色がやや明るいですね。
脱皮したてのタカアシガニの体は、グニャグニャと柔らかいので、体が固くなるまではジッとしています。
その時移動しようものなら、生まれたての子鹿のような動きになるわけです。
いつもながら感心するんですが、脱皮って体の中にもう一つ体を作り出す作業なワケですよね?
脱皮は失敗することだってあります。まさに命がけ。
すごいなぁと…
あらためてそういう眼で脱皮を終えたタカアシガニを見てみると…
「やったぜ!」って、誇らしげに見えるのは私のひいき目でしょうか?