先日の沖合底引き網で見慣れないイカを1匹採集しました(紀伊長島沖 水深300m)
外套長が50mmほどの小さなイカですが、幼体なのか既に成体なのか…
興味深いのは、このイカは腕に吸盤だけではなく鉤(カギ)を持つこと。
これはテカギイカ科の特徴であるようですが、いくつか合致しない点もあるような…
もう少し詳しく調べてみなければいけません。
初めて見かけたイカですが、なかなか興味深い。
ちなみに学術的には生物は頭が上・体を下に配置するのが正しいので、頭足類(イカ・タコ類)の場合、この画像の向きが正しいことになります。
追記:その後正体が判明しました。どうやらホタルイカモドキ(ホタルイカモドキ科)のようです。
【飼育研究部 森滝丈也】