【ともちゃん】くんが持ってきてくれたグソクムシはタラノシラミRocinela maculataでした。
これはセイウチの餌に時々混じっているようで、前セイウチ担当のSくんも持ってきたことがあります。
そんな、みんな大好きグソクムシ!
昨日の沖合底引き網採集では水深300mから3匹のオオグソクムシをゲットしてきました!(ちなみにタラノシラミはグソクムシ科ですが、オオグソクムシはスナホリムシ科です)
でも今回見ていただきたいのは、これではなく…腹肢に付着したエボシガイ。
(エボシガイとは固着性の甲殻類で、有柄のフジツボ類と表現できるでしょうか)
一般的なエボシガイを知っている方なら、きっとこの深海エボシガイの柄の太さに驚くはず…
…こけし、みたい(笑)
採集深度は水深300m
実はこのエボシガイは2014年にも一度採集されています。
その時もえらく柄の太いエボシガイだなぁ…と思ったものの未だに種類は不明です。
(残念ながら死亡したため、標本に固定しました)
【飼育研究部 森滝丈也】