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今月9日の沖合底引き網で後ろ半分を脱皮したオオグソクムシを採集したとお伝えしました。
その後、前半分はいつ脱皮するのか気になっていました。
昨日は宿直だったのですが、夜の巡回でふと水槽をのぞくとオオグソクムシがシャチホコのような格好になっているじゃないですか。
腹肢を懸命に動かす姿は、殻を脱ごうともがいているようにも見えます。
…もしかして前半分の脱皮が近いのか？
そう思いつつ迎えた朝。
ふと水槽をのぞくと、おぉ、脱皮殻があります！
やはりあれは脱皮の行動だったようです。
きれいに前半分を脱皮していました。脱皮前（1枚目画像）と比べるとしっかり成長しているのがわかりますね。
でも、昨晩見た時は殻自体には大きな変化があるように感じなかったので、いきなり脱いだという印象です（笑）
脱皮した殻を拾い上げて、光にかざすとクリスタルスカルのよう！
透明感があって美しいですね。
【飼育研究部 森滝丈也】
