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熊野灘の沖合底引き網で採集された「ドラゴンオサテエビ」をへんな生きもの研究所で展示始めました。
オサテ（長手）の名の通り右側第一胸脚（ハサミ）が異様に長いのが特徴で、眼は完全に欠如しています。
今回展示した個体は、先日餌に与えたムキアサリをよく食べました（摂餌に長いハサミは使いません）
当館では今まで長期間の飼育には成功していませんが、今回の個体はなかなか調子良さそう。
でも、急にコロンと死んでしまう可能性もあるので、ご覧になりたい方はお急ぎください。
どこかザリガニに似ています。
一方、「オサテエビ」と呼ばれるドラゴンオサテエビよりも恐ろしげでいかつい姿のエビがいます（これは標本です）
あまりに姿が異なるので別種と考えられた事もあるようですが、どうやら性的二形（同種内でオスとメスの姿が極端に異なること）だとか。
つまりオスが「ドラゴンオサテエビ」でメスが「オサテエビ」
メス（と思われる型）の方が恐ろしげで厳つい姿してるとか…
ヒトとは違い…ますね（笑）
比較してみるとこんな感じ。
やはりオサテエビの方がカッコ良いですねぇ。
【飼育研究部 森滝丈也】
