たびたびお伝えしているオオベソオウムガイ胚の近況です。
卵殻からかなり姿が見えてきました。孵化は10月下旬か11月か…
順調に成長しているようです。
昨日は撮影時の照明に刺激されてキュッと体を縮めてきました(初確認)
漏斗(矢印)から水を吹き出したのでしょうね。身を縮めるときに使う牽引筋も発達してきているのだと思われます。
発生を確認したのは7月。
ずいぶん成長したものです。オウムガイ類は水温24℃で孵化までおよそ10ヶ月かかります。
これまでにオウムガイは162匹孵化(今年も2匹が孵化)していますが、オオベソオウムガイの孵化はこれまでに61匹。
この個体が無事に誕生すれば、オオベソオウムガイとしては久しぶり(5年ぶり!)の孵化になります。
楽しみです!
ちなみに下の画像は先日食べた初物のギンナン。
【飼育研究部 森滝丈也】