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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

飼育ウニ記・最終回

ここ数日間連投だった「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianusの「飼育ウニ記」

今回でいったん区切りをつける予定です。

 

既にお伝えしたように、昨日の午前中に9個体をシャッフルして放置。

すると早くも昼過ぎには№7と№2が重なりました(組み合わせが変りました)

この組み合わせ、今朝もそのまま。

見るとさらに2組目、№5と№8も重なっていました。

こちらは元サヤ(元の組み合わせ)に戻ったかたち。

そして本日の昼過ぎには3組目となる№1・№6ペアが誕生。

これも新たな組み合わせ。

つまり(№1・№2)(№7・№6)の上個体が入れ替わったことになります。

組み合わせは多少変化しましたが、これでシャッフル前と同じ3組の「鏡餅」が誕生したことになります。

 

また、画像を見てお分かりのように、このウニは結構なカラーバリエーションがあります。

ブラウン系とイエロー系とピンク系。

今回の試行で、少なくともイエロー系とピンク系は色が違っても重なることがわかりました。

 

【とりあえずの結論】深海ウニ Prionechinus forbesianus のマウント行動は…①上と下の役目は入れ替わらない。②上個体が乗るのは殻径10㎜以上の個体。③上個体が下個体に接近してマウントする。④上個体は別の下個体に移動することもある。⑤これまでにマウント行動が観察されていない個体(№10、№11)は殻径は小型→未成熟?

以上の結果から、今のところ、殻径の大きな下個体がメス、小型の上個体がオスではないか?と推察しています。

これからも観察は続けていきますので、大きな変化(産卵するとか)があればこの飼育日記でお伝えします。

それでは、また会う日まで!

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