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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

マメボヤ

どうも、釣りバカ飼育員のつじです。

今日、いつもの業者さんから海草が送られてきました。

なぜ海草かというと、何らかの生物の卵がビッシリと付着していたのです。

イカの卵?魚の卵?

魚類チームで様々な意見が出ました。

なんであれ、孵化したらわかるし、何が孵化するかめちゃめちゃ楽しみ!

というわけで、ナゾの卵用の水槽を僕が準備することになりました。

しばらくして、僕の所へ無脊椎キングこと、もりたきさんがやってきて、

「あれ、ホヤだよ」っと。

「へぇ孵化したらホヤになるんすか!?」

「ちがうよ~アレで成体」

「ま、まじっすか!?」

で、顕微鏡で見てみました。

なるほど確かに。

一粒一粒が1個体です。画像では止まって見えますが、

心臓が動いて血液が循環しているのが確認できました。

図鑑によると、「マメボヤ」というホヤらしいです。

体長は6mmまでと非常に小さく、

日本各地の潮間帯~水深80mに分布しています。

まあ、レギュラー種といったところでしょうか。

また、顕微鏡で角度を変えて覗いてみると、

ヤドカリの仲間のような生物も共生していました。

そして、マルを付けました星形の物体はなんなのでしょう?

マメボヤが無性生殖に使用するなにかなのでしょうか・・。

無脊椎って奧が深すぎる。

さて、このマメボヤどうやって展示しようか・・・(笑)

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