グソクムシ科のメダマウオノシラミRocinela oculata は熊野灘の底曳網で採集された個体をもとに和名がつけられました。日本以外ではアメリカ大西洋岸やオーストラリア近海から採集の報告があります。 大きな複眼がカッ
投稿者: もりたき
カワラキンコが産卵しました
昨日、紹介した熊野灘で採集した正体不明ナマコを調べてみましたが、どうやらカワラキンコ Hemiocnus tegulata のようです。 瓦のように重なった強固な体壁の骨片が特徴のひとつで、よく見るとなかなか味わい深い
沖合底曳網採集に出かけてきました
昨日は今年初となる沖合底曳網採集でした。紀伊長島の甚昇丸さんにお世話になり、早朝3:30に出港、港に戻ってきたのは19:00近くでした。 今回は比較的浅め(170-220m)だったので、目当ての底性生物はあまり採集できな
最近のオオベソオウムガイの産卵場所
オウムガイの仲間は口の下にある特別な腕をぐぐっと伸ばして卵を産み付けます。孵化まで10ヶ月近くかかるので、できるだけ安全な場所を選んで産卵するためのようです。擬岩の隙間だったり… 水槽の中の仕切り板の隙間をくぐりぬけて隣
ヒガサウミシダにスイクチムシ!
昨日、生物収集で漁師さんからヒガサウミシダをいただきました。さっそく、へんな生きもの研究所のアパート水槽に収容。 そして、よくよく確認すると…スイクチムシが付いているじゃないですか! テンション上がる~(笑)  
パラオオウムガイが交接していました。
オウムガイ類の精子は20㎝以上あるヒモのような精莢(せいきょう)に入っています。オスのオウムガイはその精莢を丸い精包に包んでメスに渡します(交接)。 メスは精包を口の下にあるヴァランシエンヌ器官で受け取ります。受け取った
カセミミズが入館しました。
細長いミミズのような姿をしたカセミミズは貝殻を持たない原始的な軟体動物(貝の仲間)です。決して、カワイイ!とか、一般の方にウケるとか言えませんが、軟体動物の進化を考える上では非常に興味深い存在で、興味深い生物です(私は好
新種ヤドカリスナギンチャク展示しました
先日報道発表したばかりの新種「ヤドカリスナギンチャク」。タイミング良く駿河湾で採集された個体が入手できたので、本日からへんな生きもの研究所で展示公開をはじめました。鳥羽水族館で展示するのは2年ぶりになります。 このスナギ