8月1日に孵化したオオベソオウムガイの赤ちゃんM63は、先日孵化後140日(12月19日)を経過しました。
140日に特別意味があるわけではありませんが、順調に成長しています。
継続して10日毎に記録写真を撮っているので、今回は孵化から140日齢当日まで同比率で並べてみました。
孵化の際に生じた黒いスジが目印になって殻の成長具合がよく分かりますが、孵化から53.5㎜成長しました(殻の外周を計測)。
無事に140日を迎えたと言ってもまだまだこれから。これまでに鳥羽水族館で孵化したオオベソオウムガイ62匹の平均生存日数は332日(最長生存日数は1318日、これは世界記録でもあります)なので、M63がこの記録を更新するのはまだまだ先になります。
今はオオベソオウムガイの故郷でもあるニューカレドニアのラグーン水族館の飼育スタッフとも情報共有しつつ、記録更新を目指しています。
では、また。
【飼育研究部 森滝丈也】