先日、鳥羽水族館初となるパラオオウムガイが孵化しました。これまでにオオベソオウムガイ、オウムガイの孵化に成功していますが、これで3種目の繫殖成功になります。殻径3㎝ほど。やはりカワイイですね(笑)
さて。
孵化まで10ヶ月ほどかかるオウムガイ。その途中で卵殻の隙間からヨコエビが入り込んでオウムガイの胚や卵黄をかじってしまうことがあります。孵化成功に導くためには水槽からヨコエビをできるだけ排除することも大事になります(自力で泳ぐようになれば問題ないのですが)
今回孵化したパラオオウムガイも卵殻にいるときからヨコエビに少しかじられていた個体がいました。以前、水槽の中は大掃除したのですが、小さく、すばやく動き回るのでなかなか根絶できず、2匹ほどヨコエビが残っていたようです。
今回、なんとか無事に孵化して、一安心かと思いましたが、よくよく見ると…臍孔(中央のくぼみ)にヨコエビが潜んでいるじゃないですか!
これは退治せねば。ヨコエビには悪いですが、針でつついて退治しました…これで一安心か。