最近やけに寒いと思っていたらいつの間にかもう12月、早いもので今年もあと少しで終わってしまいますね。
そんな寒さが目立ちだした先月中頃、当館に珍しい魚が持ち込まれました!!
その名も「ユキフリソデウオ Zu cristatus (Bonelli, 1819)」
ちなみに幼魚です!
ユキフリソデウオはアカマンボウ目フリソデウオ科に属する魚で、アカマンボウ目と言えばかの有名なリュウグウノツカイが属するグループです。
そんなユキフリソデウオは三重県の香良洲漁港で釣りをしていた釣り人の方が海面に漂っているところを釣りあげ、持ち込んできてくださりました。
ぜひ展示に出したかったのですが、衰弱が激しく次の日には亡くなってしまいました・・・
ユキフリソデウオは稀種で、手に入る機会がほとんど無く、まだまだ生態がわかっていない生きものなのでとても残念です。
今は標本として保存しています。
そんな稀種のユキフリソデウオですが、今年の秋頃から三重県で何度か捕獲されているみたいです。
今年はユキフリソデウオの当たり年なのかもしれません。
また機会があれば飼育にチャレンジしてみたいと思います!!
ちなみに口はこんなに開きます。すごい。
【飼育研究部 やまおか】