飼育日記で度々紹介している「鏡餅ウニ」ことPrionechinus forbesianus
熊野灘の水深300mで採集される殻径2cm以下の小さなウニの一種で、鏡餅のように2匹のウニが重なる奇妙な習性を持ちます。
この習性の意味が少しづつ判ってきました。
来月、これまでに明らかになったことを国際学会(国際棘皮動物学会議)で発表します(準備に四苦八苦していますが…)
さて。
今回の発表には直接関係しませんが、観察を続ける中でこのウニの幼生を観察する機会に恵まれました!
ただし、ごく少量の卵だったので、得られた幼生もほんの僅か。
このまま稚ウニまで育てるのは難しいかもしれません。でも、このウニの幼生(プルテウス幼生)が初めて明らかになったこで、また少し生態が明らかになりそうです。
【飼育研究部 森滝丈也】