どーも、釣りバカ飼育員つじです。
まず、以前僕が書いた日記「鯵」より。
マアジには2系群あって、
クロアジ系群:回遊性が強く、細身で背中側が黒っぽい色
キアジ系群:定着型で、体高があり、体色はうすく黄色みががる。
鳥羽湾ではほとんどがクロアジ系群である。(私自身の釣り調査の結果)
というものでした。詳しくはつじのバックナンバー「鯵」をご覧ください。
実は先週、キアジ系群に近いマアジを鳥羽で釣ったんです。
体高が高い。
尾びれは黄色みがかっている。
今まで鳥羽湾でこのようなマアジを釣ったことがなかったので少し驚きました。
ちなみに、鳥羽湾でよくみるマアジ(2012年1月捕獲)
今回のマアジが体高が高いことがよくわかると思います。
では、今回のマアジは何が特別だったのか?
それは胃内容物を見て一目瞭然でした。
これ全て、一匹のマアジの胃の中から出てきたモノ。
たぶんメバルの仔魚だと思います。
やはり飽食であることが関係していました。
キアジ系群=定着性 と定義しましたが、
実は今回のマアジは回遊性のキアジ系群だと僕は考えてます。
というのも、この日、20:00~20:15だけマアジが釣れたのです(15分間で10匹)。
これは明らかにマアジの群れが回遊してきて接岸し、過ぎ去っていった証拠。
もちろん目的はメバルなどの仔魚を捕食するため。
今回の一匹で以下のことがわかりました。
1、鳥羽湾のマアジは基本的に回遊性が強い。
2、春先など仔魚が湧く時期は捕食のため短時間接岸する。
3、飽食になっているマアジはキアジ系群の特徴をもつ個体もいる。
マアジの回遊、食性、についてはまだ分かっていないことがたくさんあります。
また新たな発見がありましたら「鯵 3」にてアップします(笑)