昨日、ふと思いついてタバネサンゴを光らせてみました。
消灯後、ブラックライト(紫外線)を照射すると…
タバネサンゴだけではなく、多くの造礁サンゴは紫外線を照射すれば蛍光を発します。
これは、サンゴの組織に含まれる「蛍光タンパク質」によって有害な波長である紫外線を害のない波長に変換され、蛍光に光って見える…だったと思います。
他にも赤や青など様々な蛍光が知られています。
通常はこういった展示はおこなっていないのですが、真っ暗闇の中で光るサンゴはなかなか幻想的で良い雰囲気です。
機会があれば皆さんにも直接ご覧いただきたいですね。
ちなみに「光るサンゴ」で有名なのは、鳥羽水族館の姉妹館でもあるニューカレドニアのラグーン水族館。ここの展示はすばらしいですよ。オオベソオウムガイの飼育でも有名ですね。
【飼育研究部 森滝丈也】