いつもお世話になっている石鏡の漁師さんからヒョウモンダコをいただきました。久しぶりの入館です。
ヒョウモンダコは毎年確実に入館するわけではありませんが、鳥羽では秋頃に(11月あたりから)目撃情報が入ります。これは、ヒョウモンダコの産卵期は春から初夏なので、夏に生まれた稚ダコが大きくなった秋から翌春にかけて目に触れる機会が増えるのが理由のようです。また、この時期は鳥羽は牡蠣のシーズンでもあるので、そのため漁業者に見つかりやすくなるのが理由の一つかもしれません。
ひとまず、本日からへんな生きもの研究所で展示します。
興奮して体色を変えるところが妖しく、非常に魅力的です(もちろん無理やり体色を変えさせるのはタコにとって決して好ましいことではないでしょうが)
水槽の中で落ち着くと地味な褐色になるので、あまり目立たないかもしれません。岩陰あたりを探してみてください。思いの外、小さいですよ。
※(注意)ヒョウモンダコは有毒種なので、海で見つけても決して素手で触れないで下さい。
【飼育研究部 森滝丈也】