水族館が事務局を務める、三重動物学会の観察会の下見をしてきました。
なんの観察会かというと…エビ網あとの観察会!
今回お邪魔した波切漁港では、エビ網という網を使ってイセエビを採っています。幅1~2ヒロほど、長さ約130~150m!その網を数枚仕掛けます。
イセエビが掛かるのはもちろん。他にも魚や海藻、貝なども一緒に網にかかってくるんです。その生きものたちを見て、調べて、勉強させてもらうという素晴らしい観察会なんです!!(10月に計画中)
エビ網は夕方に仕掛け、翌日の早朝に回収します。船が帰ってくるのは5時@@;
薄暗い中、作業する漁師さん、渋くてかっこいいです。
船から上げた網を、作業場へ運び…
捌いていく!(私は見るだけ)
イセエビ~!食べたい気持ちを抑え、漁師さんにお話しを聞きます。
網を仕掛ける場所や、よく混ざって採れる生きものなど、いろいろ教えていただきました。
満月のあたりは月明かりで網が見破られ、ほとんどエビが掛からないから漁をしないそうです。
寒い中、どんどん獲物が網から外されていきます。
今回の狙いはイセエビ!ではなく、混獲の生きもの。
集まった所を見せてもらうと…まずは魚!大きなブダイ、タカノハダイ、メジナ、カワハギ、カサゴ、ウツボetc…。ヤドカリ、セミエビなどイセエビ以外の甲殻類もいました。
海藻は少なく、ユイキリという寒天の原料がひかかっていました。
捌き終わった網を干して作業終了です。
今回エビ網あとではいろんな生きものを発見できました!観察会が実現できたら、ぜひご参加ください^^
協力して下さった椿さんご家族、リクさん、ありがとうございましたm( )m
飼育研究部【りゅー】