魚って浮きすぎず、沈みすぎず、どうやって水中にとどまり続けることができるのか…ふしぎに思ったことはありませんか?
魚は鰾(うきぶくろ)という体内器官を使って、気体の調整を行うことでちょうどいい浮力を保つことができます。
ですが今回の主役、ゴンべ科の魚たちは鰾をもっていません。どうやって海の中にいるの?というと、ただ底にたたずんでいたり、サンゴなどの物の隙間に隠れていたりします。移動するときはスイ~ッと泳いで、スッと着底。この繰り返し。私の大好きな魚たちです。
入館してすぐの大水槽横、サンゴの水槽には5種のゴンべちゃんズがいるので、水槽内での見つけやすさと一緒にご紹介していきます!
まずはこちらの背びれのパヤパヤがかわいい「サラサゴンベ」と、
名前通りのユニークな柄を持つ「メガネゴンべ」 この2種のレア度は★☆☆☆☆、よく見かけます
赤チェックがキュートな「クダゴンベ」 レア度は★★☆☆☆、よくサンゴに隠れています
とてもわかりづらいですが、奥にたたずむ「ホシゴンベ」 レア度は★★★☆☆、見つけたらラッキーです!
最後に激レア★★★★★「ウイゴンべ」、消灯後にやっと見つけられました。
ゴンべちゃんズの分布はこんな感じです。
ウイゴンべは神出鬼没ですが、水槽の下の方にちょこんとたたずむゴンべちゃんズを見つけて愛でてあげてくださいね!
【飼育研究部 やまじ】