2021年に和歌山県新宮沖の水深200-500mで採集した、小さな正体不明イソギンチャクをへんな生きもの研究所でひっそりと飼育しています。海底の泥岩に付着していました。
盤の直径は1㎜ほど、肉眼で何とか存在が確認できるサイズですが、存在に気付いてからずっと気になっていました。オレンジ色の体色と、体壁のイボイボにそそられます。
当時、見つけた種の特徴がはっきりしないため、正体不明でした(今も正体不明ですが…)
1年8ヶ月ほど飼育して、昨晩、久しぶりに拡大して写真撮影してみると…成長してずいぶんと印象が変わりましたね。
これはこれでなかなか魅力的。
イソギンチャクの仲間は解剖して体の中を調べないと種類はっきりしないので、このイソギンチャクも当面、種名不明のままですが、へんな生きもの研究所アパート水槽(オオグソクムシ水槽)で飼育しているので、興味がある方はぜひ探してみてください。
【飼育研究部 森滝丈也】