実は、5月からへんな生きもの研究所でマメダコを飼育しています。現在の住まいはスベスベマンジュウガニ 水槽。ここで人知れずひっそりと…
マメダコはタコの中でも小型種として知られていますが(この個体で全長7㎝ぐらいでしょうか)小型種であることに加えて、元々、岩の下などに隠れる習性が強いので、水槽に入れてもほとんど姿を見せてくれません。
本個体も、スベスベマンジュウガニ水槽に同居させた直後に岩の下に隠れてしまいましたが、まぁ、それがマメダコ本来の姿だろうと、そのまま放置していました。
それが先日…
水槽の掃除中に久しぶりに姿を見かけました。それが、思いがけず岩の下で懸命に卵を保護していたのです。
そして、産卵したことでメスだったことも判明。
卵塊は小さな卵をより合わせたブドウの房のようなかたち(長さは9㎜ほど)。器用に産み付けますね。
まだ発眼していませんが、受精はしていると思います。このまま順調に発生が進めば嬉しいのですが。
【飼育研究部 森滝丈也】