3月の連休にオウムガイに会いに来てくれた男の子(5歳)から素晴らしい絵が届きました。
実物のオウムガイを目にすることが夢だった彼は、あの日ようやく鳥羽でその夢を叶えることができて大興奮の様子でした。
今は水槽の中にパラオオウムガイが1匹しかいないのですが、送られてきた絵の中にはいくつものオウムガイの姿が描かれていて、彼の興奮がこちらにも伝わってくるほどです。
同封されていたお母さんからの手紙には、その時話したオウムガイの触手や殻の様子、水槽の温度のことなど、帰宅してからも尽きることなく話をしてくれたと書いてありました。
これは飼育係冥利に尽きますね。
そして、将来は私の助手になりたいと、今、オウムガイや海洋生物について調べているそうです。
嬉しいなぁ。是非、そのオウムガイに対する気持ちをいつまでも持ち続けて下さい。
彼だけではなく、これまでに何人ものオウムガイ好きのお子さんとお話をさせていただきましたが、皆、本当にオウムガイが好きで、こちらが圧倒されるほどの熱量でした。
いつの日か私の方が助手になって、彼らの夢の後押しができればと思っています。
【飼育研究部 森滝丈也】