うららかな春の日差しの中、アフリカマナティーの「かなた」はまだまだおねむのようです。
さてこの写真をみて、あれ?と思ったあなた。そうです。かなたの身体にやけに白い部分がありますよね。これ、アフリカマナティーの模様・・・ではないんですね。
じーっと見ていると何かを感じ取った「みらい」が左からずずいっとフレームイン。
みらいはかまってちゃんなので、かなたばっかり見ていたから寂しくなってきたのでしょうか。
さて、これはみらいの身体の表面。本来、灰色っぽい体色をしているのになんだか黄色っぽい・・・
実は、前回の日記「これがほんとの自分磨き。」でかいたのですが、だんだん強くなってきた日差しのおかげか高級絨毯のように藻が生えています。
最初の写真をもう一度みてみましょう。模様のように見えていたこの白い部分。実は、よくうごかす前肢の周りや移動する際に底と擦れる部分が自然と藻がとれて白くなったものなんです。
(実は仰向けで寝ることの多いかなたは頭のてっぺんも少し白くなっています。)
そろそろみらいの「自分磨き」が見られる頃でしょうか。ダイナミックなあの動きを見られることを願って毎日見回りに励みたいと思っています。
【飼育研究部 しんたに】