先日、魚類取り扱い業者から購入したインドネシア産ナマコがなかなか格好良い。色と姿が私好み。
さっそく、へんな生きもの研究所のアパート水槽で飼育開始しました。
ところで、このナマコはPentacta ancepsという学名でやってきました(和名はありません)。ところが、調べてみるとこの学名は間違い(無効名)でした。おそらくCercodemas ancepsとすべきところ、どこかの段階で属を間違えられてしまったのでしょう。海外から来る無脊椎動物ではよくあることです。
ところが、今度はそのCercodemas ancepsを調べてみましたが、実際はこのナマコでもないことに気付きました。
どうやら正体は全く別のColochirus属の一種のようです。ひとまず、当館では英名をSpiny sea cucumber(トゲトゲナマコの意)、学名はColochirus sp.としておきます。
実際、ナマコの分類は混乱していて名前がはっきりしない種類も多くいますが、皆さんには、まずはこのナマコのかわいい姿を愛でてもらえばもらえば…と思っています(ナマコ推し)
【飼育研究部 森滝丈也】