経過観察を続けているオオベソオウムガイ卵(#3)の近況報告です。
4月上旬に発生を確認して、今もぐんぐん成長を続けています。
(ちなみに、水温23-24℃でオウムガイ類は産卵から孵化までおよそ10ヶ月かかります)
7月13日には殻の浮力バランスが変わり、これまでのように卵をまっすぐ立たせることができなくなったので(通常は岩などにしっかり接着しています)
こちらが本日の様子。卵から殻がかなり見えてきましたね。いよいよ孵化まであと数日だと思います。
こんな丸見え状態だと海の中で外敵に襲われそうですが、自然界ではオウムガイはおそらく岩か何かのすき間などに隠すように産卵するので大丈夫なのでしょう。実際のところ、野生の状態でオウムガイの卵はまだ発見されていないので(どこで産卵しているか不明)どんな風に卵発生が進んでいるのか未だ謎なんですけどね。
オオベソオウムガイの孵化まであと数日です(予想)
【飼育研究部 森滝丈也】