当館のキャッチフレーズは飼育生物種類数日本一(1200種)ですが、この数をキープするのはなかなか大変。なので、水槽の中に知らないうちに紛れ込んだニューフェイスを見つけると嬉しくなります。
先日、イシダタミヤドカリが背負うツミイレカイメンからコウイカの仲間が孵化したと、飼育日記で紹介しましたが、実は同じタイミングでカイメンの表面から別の居候も見つけました!(この画像にも写っています)
それが、こちらの巻貝「クリイロケシカニモリの仲間」。殻高およそ1.5㎜ほど
実は、ツミイレカイメンにはカイメンケシカニモリという種類の巻貝が共生することが知られていますが、今回の貝とは少し印象が異なります。種名がはっきりするまで、今回の貝はひとまずクリイロケシカニモリ科の一種ということにしておき、鳥羽水族館の飼育生物としてリストアップしておきます。
今回、カイメンの表面で見つけたのは4匹。2匹ずつ組になって(?)いました。
小さいのでぱっと見では見つからないかもしれませんが探してみて下さい。
へんな生きもの研究所のアパート水槽15号室にいます。
【飼育研究部 森滝丈也】