今回、パラオオウムガイが孵化して、鳥羽水族館で繫殖に成功したオウムガイ類は3種類となりました。
ここで念願の孵化個体を比較してみることにしましょう(以前から個人的に興味がありました)
オオベソオウムガイ Nautilus macromphalus
う~ん、なかなか面白い(笑)
成体のオオベソオウムガイはこのように臍孔(サイコウ・殻中央のくぼみ)が大きいこと(大きなヘソ)が特徴ですが、孵化個体では一番目立ちませんね。
反対に、孵化個体の中で臍孔が一番大きいのはパラオオウムガイですね(成体では臍孔が閉じています)これは興味深い。臍孔は成長に伴ってふさがっていくようです。今後の成長・変化が楽しみです。パラオオウムガイ成体↓
注:現在はオオベソオウムガイの展示はおこなっておりません。
【飼育研究部 森滝丈也】