へんな生きもの研究所でヒョウモンダコの展示を再開しました。
2000年以降で鳥羽水族館のヒョウモンダコ展示は6回目。
これまでの個体は皆、三重県内で採集されたものでしたが、今回のヒョウモンダコは徳島県からやってきました。
最初、県内のものと少し雰囲気が違うようにも見えましたが…ん~、気のせいか。
さて。
ご存知の方も多いでしょうが、このタコは唾液腺に猛毒がある「毒ダコ」として有名。
成長しても体長10cmほどのサイズですが、かまれると人命にかかわることもあるそうです。
実際、オーストラリアでは死亡例があるようですが、日本ではそこまでの被害は報告されていないようです。
オーストラリアの強毒種と日本のヒョウモンダコは別種だという考える人もいるようですが、いずれにしても海で見かけても不用意に触れないようにするのが賢明ですね。
ちなみに、ヒョウモンダコは興奮すると体の表面に青い模様が浮かび上がりますが、リラックスしている時は小さな地味なタコにしか見えません。
【飼育研究部 森滝丈也】