前々回(2月)の沖合底引き網漁で採集したオカダシンカイコシオリエビ(甲長17mm)
状態良く飼育中。
この仲間は沈木に依存する習性があるようで、餌も沈木をむしり取って食べているようです。
長い鋏脚がオカダシンカイコシオリエビの特徴。
この個体はメスですが、オスはさらに長いハサミを持ちます。
お…!
かなり大きな卵で、甲長から推測すると卵径1.5-2.0mmほどはあるでしょうか。
深海性の甲殻類の卵は卵黄が大きく、浮遊幼生(プランクトン生活)を経ない直接発生のパターンが多いようです。
このオカダシンカイコシオリエビもおそらくそうだと思われます。
発生は進んでいるようなので、このまま観察を続けていきたいと思います。
【飼育研究部 森滝丈也】