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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

重なる赤いウニ

ちょこちょこ書き込んでいる重なる深海ウニ。

和名がないので憶えにくいかもしれませんが…

学名Prionechinus forbesianusをカタカナで書けばプリオンエキヌス・フォルベシアヌス

…て、やっぱり憶えにくい(笑)

 

現在へんな生きもの研究所で4匹を飼育しています。

飼育日記で紹介しているのは、いつも重なっている2匹(№1と№2)で、№4と№5の方は沈木のかげでじっとしていることが多い。

ところが昨日の夕方、水槽をのぞくと…おぉ!№4と№5が重なって「みたらし団子状態」じゃないですか!

この2匹が重なるのは火曜日に引き続いて2回目です。

あれ?

安定しないのか、じきに移動して離れてしまいました…残念。

でも、ハッキリと確認できたことが一つ。

やはり上と下になる個体は決まっているようです。

 

下の画像は火曜日に見たときのものですが、上下は今回も同じ個体、上が№4、下が№5でした(殻の高さ、色彩、肛門の形で見分けられます)

ちなみにこちらは元祖「鏡餅ウニ」下が№1で、上が№2(№2に天使の輪っか!)

…と、ここで5人ぐらいの人は気付いたかと思いますが(№1・№2)と(№4・№5)では、かなり体色が異なっています。

実は、この体色の違いから以前は№4、№5のようなタイプはP. ruberという学名が付けられて別種扱いでした(ruber・ルベル=赤い)

 

現在はその違いは種内変異であると見なされ、どちらも同じP. forbesianusとして扱われているようです。

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