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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ラグーン水族館のオウムガイ水槽

先日、訪問したニューカレドニア、ラグーン水族館のオウムガイ水槽はこんな感じでした。

ちなみに、ここはニューカレドニアに生息する生きものだけを飼育・展示しているので中身はオオベソオウムガイだけです。

ずどんと円筒形の水槽が床から天井まで。

擬岩の下にある給水口は見えないようになっています。なかなか良い雰囲気です。

飼育水の循環ラインや水温など参考になる工夫が随所に。

なるほどなるほど。

実は、8年前にも建設中の水族館内部を見学させていただく機会があったので水槽の構造や配置は知っていましたが、水が入った状態で見るとやはり雰囲気が違いますね。

水槽はもちろんですが、館内の床もカーペット敷きでとてもきれいです。

 

この水槽にはオオベソオウムガイが34匹もいるそうです。

…うらやましい。少しだけバックヤードも紹介させていただきます。

ちょっと面白い構造になっていて、展示スペースの上部(天井裏?)の部屋がバックヤードスペースになっています。

中央にあるのが円柱形の展示水槽の縁。部屋の中には、孵化専用水槽や幼体の飼育水槽も併設されていて、それぞれが2~3パターンの異なった水温に調整出来るつくりになっています。

この余裕のあるスペース、良いなぁ。

一日中、この部屋に籠もっていたいです(笑)

 

ラグーン水族館は2000年に初めてオオベソオウムガイの孵化に成功しましたが(鳥羽は世界初の1993年)、幼体の長期飼育にはまだ課題が多いようで、最長でも1年程で死んでしまうとのこと(鳥羽も課題は多いですが、3年以上の飼育に成功しています)。

そういう意味では、鳥羽がオオベソオウムガイの繁殖に関してほんの少しだけリードしているのですが、やはりこの設備と自然環境には負けますね…

うらやましすぎます。

なんせ、こんな豪華なマリーナから1時間もボートを走らせたら、そこにオウムガイがいるのですからね。まさに、オウムガイ研究者にとって天国にいちばん近い島ですよ、ここは。

これは、もう移住するしか…(笑)

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