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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

10年水槽

水族館に入ってすぐのエントランスホールにひときわ明るく輝くサンゴ水槽があります。

2003年の11月に完成して、今年で丸10年。水槽の中はさまざまな変遷がありましたが、概ね状態良く今に至っています。

水槽の立ち上げからずっと関わってきたこともあって、館内で私がいちばん好きな水槽です。

眺めていても、水槽の中で掃除をしていても心が癒されます。

 

そんなサンゴ水槽の完成直後(2004年1月)の貴重な写真がこちら。

組み上げたサンゴ岩がまるで…石垣(笑)

配置したサンゴもかなり小さいなぁ。

 

同じく 完成直後の画像。

矢印はウミキノコ、大きく成長するであろう場所を選んで配置したら…見る見るうちに成長して、立ち上げから1年と4ヶ月でこの大きさ…

強烈な照明(水族館で一番の光量!)と適度な水流、厚く敷いた砂等々の合わせ技が水槽内の環境を整え、サンゴの成長を促したようです。

 

そして、これは立ち上げから3年、2006年の水槽全景↓です。

センターのウミキノコはさらに大きくなって目立っています。もちろん他のサンゴもパッキパッキに元気で、この頃は水槽内でサンゴの産卵もよく観察できていました。そして2013年4月14日(本日)のサンゴ水槽 ↓

残念ながらセンターのウミキノコは1年ほど前に死んでしまい今は2代目。

同じように、いくつかのサンゴや魚もメンバーチェンジがありましたが… 長いものは10年間ずっと水槽で飼育できています。

 

水槽右のナガレハナサンゴもそのうちのひとつ。

上の2006年と2013年の画像を見比べると成長っぷりは明らか。

 

この画像は2010年のナガレハナサンゴ(右下)そんなサンゴ水槽…サンゴの生命力が充満しているのか、ガラス掃除のたびに素潜りすると心にエネルギーが充満した気になります(笑)

もちろん、見るだけでも癒されますよ~。

 

水族館にお越しの際はサンゴ水槽の変遷にも注目してください。

何度も通えば変化に気付いてきっと面白いはずですよ。

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