皆さんこんにちは、ともちゃんです。
10月に入っていました。時の流れは早いものです。
朝晩は肌寒い日が多くなってきました。
セイウチたちはこの涼しい時期には動きが活発になってきます。
寒い時期(発情の時期)にかけて、セイウチたちは体重が増えてきます。
これは1年に1度、雌の排卵日に向けて多くの雌と交尾が出来るようにするための雄セイウチの戦略です。
自然界では発情の時期に体を大きくし、絶食状態で多くの雌と交尾をすることがあるそうです。
この発情時期にかけての増体は飼育下でも同様です。
前回の飼育日記ではポウちゃんの体重が1週間で12kg増えたと書きました。
10月2日の体重測定(9月25日から10月2日の1週間)で、さらに12kg増えて1090kgになっていました。
3週間で25kgくらい増えたことになります。
このような急な増体が観察され始めたら「給餌量を少なくしても体重が増える」という現象が起こります。
体を触っていても脂肪が増えたようなブヨブヨとした感じではなく、筋肉が増えたような感じにカチカチです。
今年のポウちゃんの目標体重は昨年同様1200kgに設定していますが、今年のポウちゃんがどのくらい大きくなるのか、今から楽しみです。
【飼育研究部 ともちゃん】