昨年の10月に三重県の志摩半島で採集した(漁師から戴いた)ツノマタカイメン。
きれいなカイメンなのでそのうち展示しようかと思っていましたが、半年間ずっと予備水槽に浮かべたザルの中…
それが一昨日、ザルの縁に小さなウミウシ(全長1cm)がいることに気が付きました。
カイメンと同じオレンジ色。
おそらく、このツノマタカイメンに付着していたのでしょうが、こんなウミウシがいたなんて、半年の間、全く気が付かなかったなぁ。
翌日見ると、ウミウシはカイメンに付着して(戻って)いました。
…あぁ、確かにこれは(いると思って探さないと)気が付かないなぁ…
調べてみるとヒメチシオウミウシという種類でした。
やはりツノマタカイメンを餌にしているそうです。
なかなかかわいいので、へんな生きもの研究所で展示する予定です。
【飼育研究部 森滝丈也】