本日、いつもの業者さんからテヅルモヅルがいくつか入館しました。
まだ予備水槽で様子見なのですが、まずはこれ、サメハダテヅルモヅルです。
名前のとおりの(鮫肌)が実に魅力的。体全体が茶褐色で腕の先端が黄色味がかっている、実に渋いカラーリング。
当館に入館するテヅルモヅルの中では特に腕の枝分かれが細かくて、動きも早い。刺激に反応してゾワゾワ、ゾワゾワと腕を動かします。
いや~良い感じですね。
さて。先ほど餌をやっていてふと気がつきました。
わかります?腕の間にエビがいたのです。同じ棘皮動物であるウミシダには同じような共生エビを見ることがあるのですが、テヅルモヅルでは初めて見たような気がします。
宿主と同じくこいつも鮫肌ってるじゃありませんか!見事なカモフラ。さすが共生エビです。
種類はあとで調べておきたいと思います。
※(今、調べたところ、テヅルモヅルエビLipkemenes lanipes (Kemp, 1922)によく似ていました)
さて。も1つ、面白いテヅルモヅルが入りました。今シーズンはこの種類(種名は不明)がよく入館するのですが、見て下さい、盤にしっかりと掴まる小型のテヅルモヅルの姿。
偶発的なものなのか、幼体を保育しているのか、はたまた小さなオスがメスに取り付く繁殖行動なのか?(クモヒトデなどではそのような行動をする種類が知られています)
いずれにしても興味深い行動なので、観察を続けてみたいと思います。
いやぁ~テヅルモヅルってホント魅力的ですねぇ。