この仲間は分類が混乱している状況で、現在研究が進められているそうです。深海性なので十分な数のサンプルを手に入れるのが難しいようです。
そこで今回の個体はアルコールで固定して研究用に試料提供することにしました。
ヨツバカワリギンチャクの分類研究に役立てば良いですね。
そんなこんなで最近は他のイソギンチャク類にも俄然興味がわいてきました。
今いちばんのお気に入りは、へんな生きもの研究所で展示中のこのイソギンチャク。熊野灘水深300mあたりで採集したものです。
ちょっと面白い形態が少し気になっていたのですが予備水槽に放置されて数年…
今回、掘り起こして展示デビューとなったわけです。珍し種類なのかまったくわかりませんが、これまでに同じ種類のイソギンチャクは見たことがありません。
せめて種名だけでもわかればと、現在調査中です。
【飼育研究部 森滝丈也】