ちょうど1週間前 台風18号による大雨がありました。
館内より撮影。雨が白いカーテンのようになって降り続けていました。
あっという間に川は増水して道路は冠水、一部では土砂崩れがありました。
ちょうど出勤時と重なったため、鳥羽水族館までたどり着けないスタッフが続出。
大変な朝でした。
足早にさった台風と雨は、午後には陽が差すほどに天気が回復したのですが…
大変なのが海
普段はそれなりにキレイなのですが、近くの川から流れ込んだ雨水であっという間にこんな感じに ↑↑
コーヒー牛乳みたいな色になっちゃいました。
ここで、困るのが【海水の塩分濃度】です。
鳥羽水族館で使っている海水は目の前の海から、ひきこんで使っています。
海水魚にとっては、海水が淡水化してしまうと、病気になりやすくなったり、生命の危険さえ考えられます。
そのため海(海水)がもとの状態になるまで、様子をみて、海水の使用をひかえていました。
毎日、塩分濃度を調べながら、魚たちの様子を観察する日々でした。
普段は何気なく使用してる海水ですが、あらためてその有り難さを身に染みた経験となりました。
折しも、今日の鳥羽は雨。ふだんよりちょっと降りかたが気になったりします。
50年に一度、100年に一度といった天気がたびたび訪れることがないように願いたいものです。