釣りバカ飼育員つじです。
先日お伝えしましたアカウミサボテンの伸縮観察の続きです。
本個体の水槽搬入から見続けているのですが、底砂から突出して現れる確率は2日に1回くらいの割合でした。
こちらは前回の日記でも書きましたが、4/8~4/12までの突出状況を1時間毎に記録したグラフです。
縦軸が突出した部位の長さ、横軸が時系列を表しています。
オレンジ色の帯は昼夜逆転照明を照射している時間帯です。
①約48時間のリズムがあるのではないか。
②照明点灯から約10時間後に伸長運動が始まるのではないか。
前回の観察でここまでが推測できていました。
で今回、少し変わったリズムで伸長運動したように見えたので、同じ方法で観察をおこないました。
期間:6/10~6/14
赤と青の棒グラフがありますが、赤=ポリプ開 青=ポリプ閉 を表しています。
ご覧のように突出すれば高確率でポリプが開きました。
水槽搬入から約3ヶ月。ここまで高確率で開いたのは初めてでした。
そしてリズムは24時間周期。前回とは明らかに違っています。
リズムは前回と異なりましたが、伸長運動の開始は、照明点灯開始から10~12時間後と、こちらは同じ規則がありそうです。
まとめ
①リズムは24時間周期であった。
②ポリプ開率が非常に高い。①と関係があるのかも知れないが、定かではない。
③伸長運動の開始は10~12時間で、こちらは前回と同様。
とまあこんな感じです。
ここまで生体の画像も貼らずに書いてしまい、読者様はさぞつまらなかったかと思いますww
ただ、生物を観察して、簡易的にでもデータ化することで新しく見えてくることがあります。
つじはこんなことしてるんだな・・・と思って頂いたら幸いです。
ではまたデータが取れ次第、報告します。
飼育研究部 つじ