夏の暑さが嘘のように、急に寒さがやってきました。ペンギンたちは、恋の季節を迎え騒がしく過ごしています。この時期、ペア同士の鳴き合いや、巣の取り合い等のケンカがあちこちで勃発し、中には浮気相手がオスを巡り、本妻宅に乱入するなど大騒ぎです。
そんな中、仲良しのペアは巣作りに励みます。オスもメスも巣の材料となるものを運び、産卵の準備に入ります。鳥羽水族館ではこれからの時期、巣材用にヤシの葉や、人工芝等をペンギンが運びやすい長さに切って展示の陸場に置くようにしています。そろそろ巣材を準備しようと思っていたのですが、まだ本格的には入れていません。そんな中、待ちきれなかった「ゆりね(オス)」は…
何気にバケツに入っていた氷を排水口に捨てたのですが。。。
自分の巣穴に運び入れて確認中。
手前にいるのがパートナーの「クリスピー(メス)」です。巣にいたのに嫌だったのか出てきてしまいました。せっかく集めた氷ですがしばらくして溶けてなくなってしまいました。がんばったのにね~と、なんだか切なく、巣材の準備を早くしてあげようと思った一日でした。
【飼育研究部 あまま】










