6/4から始まっている「歯と口の健康週間」
生きものたちの歯と口について飼育係がリレー形式でお届けしていますが、3日目の今日はジュゴンの歯と口についてご紹介します!
ジュゴンの口には一体どんな秘密が隠されているかと言うと…
実は「牙」があるんです!
牙は上顎の門歯が変化したもので、大人のオスだと若干見えることがありますが、メスの牙はそのほとんどが歯茎に埋もれてしまっているため見えないことが多いです。
また、「咀嚼板」(そしゃくばん)という海牛目特有の器官があります。 咀嚼板は餌をすりつぶしながら食べるのに役立っています。
さらに、その奥には私たち人間も持つ「臼歯」(きゅうし)があります。奥歯にあたる部分ですね。
全体で見ると餌を食べる時、口はとても活発に動きます。
口の周りには「洞毛」(どうもう)という感覚毛がたくさん! とても敏感で餌を選別するセンサーのような役割をしています。
ジュゴンの口にはこんなにもたくさんの秘密が隠されていたんです!
ぜひご来館された際にはジュゴンの口の動きや食べ方に注目してみてくださいね。
明日紹介する生きものは「ラッコ」!
担当の【みなみ】さん!よろしくお願いします♪
【飼育研究部 ホリ】