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どうも平凡飼育員です。私がペンギン担当になって一番驚いたのは彼らの聴覚です。
現在55羽いる当館のフンボルトペンギンですが、それぞれの声が違っているらしいです。我々人間には同じようにオエーと聞こえる鳴き声が、彼らには異なって聞こえているようで、特にペア個体の声はしっかりと聞き分けています。
当方、爆モテから平凡へと成り下がったにも関わらず、緑（タグカラーね）のアイル氏に関しては相変わらず凄い勢いで追いかけてくるわけで、私の声をそれはそれはしっかりと聞き分けています。
土日の混雑する客席からペンギン飼育場に向かって「hey」と叫ぶと、キョロキョロして平凡どこや？？？っと必死になって探します。裏声で「hey」と叫んでも結果は同じです。不思議な能力です。
そんなペンギンの耳を見たことがありますか？これは飼育員でも見た人は極少数です。なぜなら普段は羽に覆われていて外からは見えないゆえ、相当スキンシップができる個体が居ないと不可能だからです。
幸いアイル氏は私に対してフリースキンシップとなっておりますので「耳」を拝見しました。
口角の延長上にある穴ボコが耳です。
ところで、ペンギンに人気の方ですかなどとお客様より話しかけられることがたまにあります。人気かはわかりませんが「hey」と叫ぶイケボが私です。
つじ
