皆さんこんにちは、ともちゃんです。
鳥羽水族館にはセイウチの飼育展示水槽が3カ所あります。
1番大きな水槽にはポウちゃん、その横の屋内展示水槽にはブブちゃん、少し離れて2番目に大きな水槽にクウちゃんとツララが入っています。(4月10日現在)
ポウちゃんとブブちゃんは単独飼育ですが、ブブちゃんの排卵に合わせて同居する予定です。
クウちゃんとツララは同居しています。
体の大きな動物ですから、同居できるかどうかのポイントはいくつかあります。
その中でも、お互いのパワーバランス(関係)は重要なポイントです。
ここ最近、体を寄せ合ってお昼寝をするほどには距離は縮まっているように感じます。
クウちゃんは鳥羽水族館に来て16年経過し、ツララもやってきて6年が経とうとしています。
クウちゃんは環境の変化に敏感に反応することも多いですが、ツララは我関せずといった感じで、他個体に比べると感受性は低そうに思います。
そんなお互いだからこそ、いい具合に過ごしやすいのかもしれません。
僕たちが見ても計り知れないモノが存在します。
それは「関係性」であったり「絆」であったり様々です。
クウちゃんとツララを見ていると、そんな目には見えないモノを見せてくれているような気がします。
【飼育研究部 ともちゃん】