皆さんこんちは、ともちゃんです。
セイウチはエサを食べる時は噛まずに丸飲みです。
口内に歯は生えていますが、咀嚼はしません。
意外と知られていない(?)のが「舌がある」ことです。
セイウチは哺乳類(海棲哺乳類)で舌があります。
舌には甘味や塩味、苦味などの味を感じる器官である「味蕾(みらい)」という組織が存在します。
この味蕾は僕たち人間の舌には10,000個存在すると言われています。
最近読んでいる本にセイウチの味蕾についての記述がありました。
どれぐらいの味蕾が存在するかは分かりませんが、セイウチの味蕾は「陸生哺乳類より少ないが、他の哺乳類に比べると大きい」のだそうです。
ともちゃん的推測は…
・味蕾の数が少ないということは、そこまで複雑な味を感じていない(?)
・味蕾が大きいということは、味があるかないかには、ある程度敏感なのか(?)
飼育下のセイウチたちに与えている魚でも、魚種が変われば少し戸惑った反応をする時もあります。
僕たちが感じる酸味や甘味をセイウチも同じように感じているとは言い切れませんが、彼らなりに「美味しいか(食べれるか)、美味しくないか(食べれないか)」の判断程度は持ち合わせているようです。
【飼育研究部 ともちゃん】