皆さんこんにちは、ともちゃんです。
ここ1年くらいやっていたトレーニングがあります。
↓この写真で何のトレーニングか分かったら、かなりの上級者!
これはクウちゃんに「おしりを向けてね~」と伝えるトレーニングです。
なぜ、こんなトレーニングをするのか?
それはセイウチに「選択肢」を与えたいと思ったからです。
↑このように、採血やエコー検査を行う時は、トレーナー1人がエサを与え、後方で獣医さんが作業をします。
エサは生命の維持に欠かせないモノなので、少しの刺激や環境変化には反応せず落ち着いています(というか、そういう風にトレーニングをしています)。
要するにエサを与え続けることで体勢をキープさせています。
ですが発情期や体調変化などで少しの刺激や環境変化に過敏に反応してしまう時があります。
セイウチたちが「怖いな、嫌だな」と思っている時には「安全な場所に行ったり、抵抗してもいいんだよ」という意図を伝える目的で始めました。
僕たちは彼らの健康管理のために採血や体温測定をしますが、僕たちが決めた「予定」はセイウチには何の関係もありません。
嫌な時もあるし気分が乗らない日もあるでしょう。
そんな時は無理しなくていいよ~って伝えたいのですが、うまく伝わるかな?
【飼育研究部 ともちゃん】