伊勢志摩の海・日本の海コーナーのオオホモラを紹介します。
オオホモラは細長い脚を持つカニですが、その中でも一番後ろの第4脚が上(背中側)に向いているのが特徴的です。
そして、その脚を使って、身を守るために貝や海藻など色々なものを背負うことが知られています。
昨日、水槽の見回り中に何かを背負っているオオホモラを見かけました。
後ろから見ると
短冊状に切った餌のイカを背負っています。あまりに上手に持っているので思わず写真を撮ったのですが、実はこの第4脚の先っぽがとても背負いやすい便利な形をしているんです。
それがこちら。何も持っていないオオホモラです。
脚の先がフック状になっていて、その内側にはいくつか棘もあります。がっちり持てそうですよね。
ちなみに次の日もまだ背負っていたのですが、イカなのでそろそろ腐ってきそうです・・。いつまで持っているのか気になります。
便利な脚先の紹介でした。
【飼育研究部 つぼんぬ】