直近の社会情勢を受け、来館者さまがちょっと少ない最近の鳥羽水族館です。
はやく世の中の事態が好転し、元通り多くのお客様にご来館いただける日が来れば・・・と切に願っています。
さて、来館者の方々が少ないと、亜熱帯コーナーの扉の開閉回数が少なくなります。
そうなると、気温と湿度が高い状態に保たれ、いわゆる高温多湿となり、この季節でも亜熱帯植物が育ちやすい環境になります。
そうなると、むくむく湧き上がってくるのが「私のなかの挿し木マインド」。
高温多湿は挿し木に最適ですからね。
実際、こういう状態の時は「明日のために今できること」を粛々とやるのが正解かな、とも思いますので、また沢山の来館者のみなさまに愛でていただくことを目標に、せっせと挿し木をしています。
人生は追い風ばかりではなく、向かい風の時もありますが、飛び立つには向かい風のほうが良いし、とか、なんとか前向きに考えています。
ちなみに、挿し木をしているのは、主にドラセナ科・ゴムノキ科の樹木とサトイモ科の多年草です。
季節外れの高温多湿状態で、予想外に順調に発根して育っていますので、また、ご来館のおりには是非ご覧下さい。
飼育研究部 かみおか