先日の金曜日、へんな生きもの研究所のキンチャクガニが持っていたイソギンチャクが無くなったとお伝えしました。
2匹のキンチャクガニのうち(個体A・メス)の方はイソギンチャクが1つだけ残っていたけれど、(個体B・オス)の方は両方のイソギンチャクとも無くなっていて、代わりにサカサクラゲのエフィラ幼生を左のハサミでつかんでいました。
ところが、月曜日の朝に見ると…
Bは右のハサミでイソギンチャクを持っているじゃないですか!左のエフィラも持ったままです。
これってまさか…!と近くにいたAを見ると…やっぱり。
Aが右のハサミで持っていたイソギンチャクは無くなっていました。
Bに奪われたか、Aの方から差し出したのか…?
差し出したのだとしたら、Aはとても慈悲深いカニということになりますが、おそらく強奪されたんでしょうねぇ。
去年の12月はこんな感じで楽しそうにしていたAですが、今はもう、ふりふりするイソギンチャクはありません。
【飼育研究部 森滝丈也】