今日は、敬老の日ということで、鳥羽水族館のフンボルトペンギンで最年長の小夏を紹介したいと思います。小夏は、現在31歳です。自然界でのフンボルトペンギンの寿命は20年程といわれています。人間年齢に直すと100歳くらいかな?と思っています。さすがに、年齢には勝てず右目は白くなっていまいましたが、食欲もあり元気に過ごしています。
小夏が鳥羽水族館に来た時フンボルトペンギンは、7羽しかいませんでした。他の6羽はそれぞれペアになっており、小夏がペアリングができたのは、他のペアに子供ができて、その子が育ってからでした。3年間は一羽で過ごしていたなと思います。最初のペアとは、12年連れ添い子が4羽育ちました。(繁殖制限をしたため子供の数は少なめです)オスに先立たれ、別のオスとペアとなりその子が5羽。とても良いお母さんで子育てがうまく計9羽の子供に恵まれました。その子供達もそれぞれペアを見つけ子供が出来、小夏の孫は、16羽。ひ孫は、10羽。玄孫(やしゃご)は、2羽。小夏の家系は、なんと、37羽です!先立ってしまった子達もいますが、現在も32羽の子孫達がいます。
何気に撮った写真でも、これだけの子孫達が写っています。
現在、カワウソプール側の小さい水槽ですごしているので、皆さんも小夏を探してみて下さい。これからも、元気で長生きできるように見守っていきたいと思います。
【飼育研究部 あまま】