ウミグモは頭部から4対の脚(1-4)が生えています(胸部には3対、5-7)。
※腹面から撮影3番目の脚は担卵肢(タンランシ)と呼ばれ、オスがメスから受け取った卵塊を保護する役割があります。
その為、メスは担卵肢を持たない種類もいますが、ヤマトトックリウミグモはオスメスどちらにも担卵肢があります(卵を守るのはオスだけですが)。卵を保護するオス ※背面から撮影
担卵肢の役目はもう一つあり、それは、体を手入れするグルーミング用なのです。
ゆっくりと丁寧に全身をお手入れしているウミグモの姿を見ていると、私の気持ちも癒されます(笑)
【飼育研究部 森滝丈也】