最近、私を興奮させているのは「(仮称)ヒゲボンボン」(水深200mで採集したヒメエンコウガニの第1触角についていた謎生物です)。体長3㎜ほどでしょうか。
アメリカ人研究者からの情報で、この生物はアミヤドリムシ類の一種の可能性が高いことがわかりました。未だ知られていない種類である可能性もあり、期待は高まりますね。
研究者の手を借りて追々、調べていきたいと思います。
さて、今、へんな生きもの研究所で生態を観察中です。ヒゲボンボンは脚でカニの触角をしっかりとつかんでいると思われます。
1週間ごとに記録を取ると、体の中の卵(矢印)が少しづつ成長しているように見えます。この仲間の生態情報はとても少ないので、水族館での飼育記録が貴重なデータになるはずです。
このまま幼生も観察できたらさらに素晴らしいので、引き続き挑戦します(笑)。お楽しみに。
【飼育研究部 森滝丈也】